STORY

足利の街を感じられる場所で...。

足利は山に囲まれ、町の中心を渡良瀬川が通る人口15万人ほどの小さな街です。足利の人々にとってこの「渡良瀬川」や「川にかかる橋」は欠かせない存在になっています。川を基準にして「川向こう」とか「河北」「河南」という言葉は足利の方なら、場所を説明するときに必ず使うフレーズです。また、足利に住む人であれば、森高千里さんの曲で有名になった「渡良瀬橋」を筆頭に、渡良瀬川にかかる12本の橋の名前をほとんど全て言えることでしょうし、場所を説明するのに橋を用いる事が多くあるので、新しく足利に住まわれた方は橋の名前を憶えないと不便に感じるかもしれません。

大昔、世界の文明は大きな河川の流域で繁栄しており、足利市民にとって渡良瀬川も同じように繁栄の象徴であったと推測します。事実、かつては水上交通が盛んにおこなわれており、経済的にも深くかかわっていたようです。また、戦後間もなく、カスリーン台風において渡良瀬川が崩壊し、私のバーがある辺り一帯は完全に床上浸水をし、大変な被害を受けたそうです。

写真:カスリーン台風災害記録集より

それほどまでに、今も昔も、足利市民と渡良瀬川は密接に関わり、それと同時に、足利市民は渡良瀬川に誇りを感じています。

最近では、「映画のまち足利」をキャッチフレーズに、映画撮影などのロケーションとしても渡良瀬川の河川敷が利用され、多くの映像作品で目にすることができます。

私のバー【Bar×Bar×Bar WATARASE】(バー バル バール ワタラセ)はそんな渡良瀬川にかかる中橋のすぐ北にあるビルの5階にあります。

私は、いつか、この素晴らしい渡良瀬川の景色や、森高千里さんも歌に書いた山なみに沈む夕日を、足利以外の方々に知ってもらい、観てもらえるバーを作りたいと常々考えていました。

東京でビルの5階に飲食店が入ること自体、珍しい事ではないですが、ここ足利では大変珍しい事です。足利の街は5階以上のビルがそれほど多くあるわけでもなく、たとえあったとしても5階に飲食店を出そうと考える方もあまりいないことでしょう。実際、この場所にバーを作ろうと考えた時、私の事を心配してくれた方もいました。それほどまでに、足利に路面店でない飲食店を作ることがリスキーなことなのだと、私自身も理解しているつもりです。それでも、私はこの場所にバーを作ることが、想いを実現させる第一歩なのだと考えました。少しでも多くの方に、足利の魅力を知ってもらい、「素通り禁止足利」の実現の一助になれればとも思っています。

このお店は名前の通り、バー(カクテル)と、バル(ワイン)と、バール(コーヒー)の要素を持っています。バーテンダーとして、最先端の技術を取りいれたミクソロジースタイルのカクテルを提供し、ソムリエとして、足利市内にある2つのワイナリーのワインを中心に、世界各国の高コスパのワインを紹介し、バリスタとして浅煎りのスペシャルティコーヒーを使用した、豆本来の個性を引き出したコーヒーの抽出、そしてその3つをクロスオーバーさせたビバレッジをご提供致します。もちろん、それに合わせたおつまみもご用意致します。

地元足利の方には、地元の魅力を再認識して頂き、都内や市外から来られる方々には、足利の魅力を発見して頂けるようなお店作りをしていきたいと思っています。

Owner Profile

藤倉正法

Bartender×Sommelier×Barista

藤倉正法/ Masanori Fujikura

1981年 栃木県足利市生まれ、足利育ち。

地元足利高等学校を卒業後、都内の大学で4年、オーストラリアで1年を過ごす。都内、地元足利市にて営業職に従事後、独立を目指し、32歳の時にほぼ未経験に等しい飲食業に転職(埼玉県熊谷市)。2016年より各種コンペティションに出場をはじめ、2016年11月に行われたビーフィーター・グローバル・バーテンダー・コンペティション日本大会において優勝。

日本代表として出場したロンドンでの同世界大会において、出場32ヶ国中、上位8名が進出するファイナリストに日本人として初めて選出された。

資格
  • 日本バーテンダー協会認定 バーテンダー
  • 日本ソムリエ協会認定 ソムリエ
  • 日本バリスタ協会認定 バリスタ
受賞歴
  • サントリーカクテルアワード 2016 ファイナリスト 入選
  • ビーフィーター・グローバル・バーテンダー・コンペティション2016日本大会 優勝
  • ビーフィーター・グローバル・バーテンダー・コンペティション2017世界大会 ファイナリスト TOP8